【クラファンリターン品】VOX Stinger IV Bass について

TWEEDEES CLUB

2026/01/23 23:32

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昨日発表させていただいたTWEEDEES 5thアルバム制作に向けてのクラウドファンディングですが、ありがたいことに大きな反響をいただいております。

 

https://camp-fire.jp/projects/922124/idea

 

そこで今日から返礼品としてご提供させていただく私物楽器についてのお話を一つ一つしていきたいと思います。今回はVOX Stinger IV Bassについて。伊VOX社で1968年に製造されたベースです。

 

購入したのはメジャーデビューシングル「午前8時の脱走計画」レコーディングセッションの直前、1998年の11月だったと記憶しています。前作「Missile & Chocolate 」録音の際にyes, mama ok?の金剛地さんからKarl Höfner 500/1(マッカートニーが使っているヴァイオリンベース、と言った方がわかりやすいでしょうか)をお借りして「やっぱり箱モノのベースも一本欲しいな。僕もヘフナー買うか」と考えて楽器屋巡りをした際に出会ったのがこのVOXでした。同じ楽器屋にヘフナーも2本おいてあったのでそれらを弾き比べ、あんまりしっくりこなかった時に視界に飛び込んできたビワ型の楽器。よく見りゃ箱モノ。

 

「すみません、あれも弾かせて頂いていいですか?」

 

形状的に膝に乗せて弾く事ができないので、お店でストラップを借りて試奏した瞬間「これじゃん」とピンときたのを覚えています。別にヘフナーじゃなくてもいいじゃん。ていうかVOXは同じ形のベースをストーンズのビル・ワイマンも弾いてたし(型番は違うし、そちらはソリッドボディですが)、ギターならあのイカしたブライアン・ジョーンズが弾いてた。ブライアンに似合うなら僕だって、とマッシュルームヘア(98年当時)の沖井が思ってもおかしくありません。

 

「すみません、これ包んでください」

 

そう言ったかどうかは覚えていませんが、ちょっと弾いて即決だったことは覚えています。

 

その直後の「午前8時の脱走計画」レコーディングセッション時、カップリングの「Answer Song」がこの楽器のデビューとなりました。その時まではラウンドワウンド弦を張っていましたが、「60年代の楽器ならフラットワウンド弦だろう」という一方的な決めつけで、それ以降はずっとフラットワウンド専用器になっています。矢野さんが笑いながら「ヨーロッパの楽器だからヨーロッパの音がするね」と言っていたのが印象的でした。実際全くその通りで。それまで60年代のイタリアやフランスの音楽のベース音を真似したくて色々試して果たせなかったものが、この楽器で一瞬で解決して納得したものです。レコーディングの際にも「これはいい楽器ですね。いい低音です」とエンジニアさんに褒められ、リッケンバッカー贔屓の僕は何故か少し悔しかった記憶があります笑。

 

それ以降、何曲もの録音で活躍し、「My Brave Face」MVにおいても「60年代中盤感」の象徴のような小道具として登場してくれました。

 

https://youtu.be/Ixf6vTmJz6Y?si=7NSn3wj9tdbLfiwm

 

「Highway Star, Speed Star」MVにもちょっと登場していますね。これは実際に「Mr. Noone Special」を録音していた際の映像です。MVの曲とは別の曲ですが、今観ると「実際の録音風景」という意味では貴重な映像ですね。普段録音の時は着座姿勢なのですが、この楽器はやはり立って弾いていますね笑。今は亡きパワーハウス・スタジオ。シンバルズでもTWEEDEESでもたくさんお世話になったスタジオでした。

 

https://youtu.be/g_rziJ12M6I?si=zQxQBX1Jz9qRF6dY

 

いい楽器ですよ。座って弾けない事を除けば笑、おすすめです。

 

沖井

 

 

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